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グレゴリー・ポール恐竜事典 原著第2版

著者
Gregory S. Paul[著]
東 洋一・今井 拓哉[監訳]
東 洋一・今井 拓哉・河部 壮一郎・柴田 正輝・関谷 透・服部 創紀[訳]
発売日
2020/08/31
体裁
B5・432頁
定価
8,250円(本体7,500円 + 税10%)
骨格図と復元図を700点掲載!
恐竜750種の解剖学的特徴、化石記録、年代、分布と地層、生息環境を網羅!

内容紹介

 本書は、アメリカの著名な古生物学者であり、古生物イラストレーターでもあるグレゴリー・ポールによる恐竜事典である。グレゴリー・ポールの描く骨格図は、恐竜学における一つの科学的な基準として位置づけられており、恐竜の全身像の推定に大きな影響を与えている。
 本書は「恐竜事典」と「恐竜概説」で構成されている。「恐竜事典」では、750種近くの主要な恐竜について学名、全長、化石として見つかっている部位、分布と地層、生態などを詳細に解説している。さらに、恐竜のカラー復元図と骨格図を700点近く掲載している。 2010年の初版から2016年の第2版で改訂増補された「恐竜概説」では、恐竜、鳥類の起源、非鳥型恐竜の絶滅、恐竜の古生物学研究史などの最新の事例まで詳しく述べられており、恐竜が徘徊した時代へと私たちを誘うものである。
 本訳書では索引語句を追加し、30ページ以上の恐竜名・分類群の和名・英名索引を収載している。福井県立大学恐竜学研究所・福井県立恐竜博物館の翻訳協力で実現した恐竜ファンに贈る一冊。

【本書の対象】
古生物学関連の大学生、研究者、古生物学に関心のある地学愛好家

[原著]The Princeton Field Guide to Dinosaurs 2nd Edition

見本

恐竜事典の組見本 恐竜事典の組見本
恐竜事典の組見本 恐竜事典の組見本
  • 目次(クリックで開きます)

    序文
    謝辞

    [恐竜概説]
    発見と研究の歴史
    恐竜とは何か?
    恐竜の年代を測る
    恐竜とそれらを取り巻く世界の進化
    絶滅
    恐竜時代の後
    生態学
     解剖学的概要
     皮膚,羽毛,色
     呼吸と循環
     消化器管
     感覚
     鳴き声
     病気や病理
    行動
     脳,神経,知能
     社会行動
     繁殖
    成長
    エネルギー論
    巨大化
    中生代の酸素
    鳥類における飛行の進化―そして喪失―
    恐竜サファリ
    もし恐竜が生き残ったら
    恐竜の保護
    どこで恐竜を見つけるか
    分類群および種の記載の使い方

    [恐竜事典]
    恐竜
     獣脚類
      基盤的獣脚類
      アベポッド類
       アベロストラ類
       テタヌラ類
       コエルロサウルス類
       マニラプトル類
       近鳥類
       デイノニコサウルス類
       テリジノサウルス形類
       オビラプトロサウルス形類
     竜脚型類
      古竜脚類
      竜脚類
       真竜脚類
       新竜脚類
       ティタノサウルス形類
     鳥盤類
      基盤的鳥盤類
      ゲナサウルス類
       装盾類
       剣竜類
       ヨロイ竜類
       周飾頭類
       堅頭竜類
       角竜類
       鳥脚類

    原著参考文献
    索引:恐竜・分類群
       地層
       その他の用語

グレゴリー・ポール翼竜事典

著者
Gregory S. Paul[著]
東 洋一・今井 拓哉[監訳]
東 洋一・今井 拓哉・河部 壮一郎・柴田 正輝・服部 創紀[訳]
発売日
2024/05/15
体裁
B5・224頁
定価
6,600円(本体6,000円 + 税10%)
翼竜115種を網羅した唯一の翼竜学術書!
骨格図と復元図を多数掲載し、恐竜との相違点、生態、飛行なども多角的に徹底解説!

内容紹介

 本書は、2020年刊行『グレゴリー・ポール恐竜事典』の姉妹事典となる翼竜に特化した『グレゴリー・ポール翼竜事典』である。古生物骨格図や復元図を専門とする画家であり、古生物研究者でもあるグレゴリー・ポール氏による 115 種の翼竜の精密な骨格図と復元図が掲載されている。恐竜関連の学術書は数多くあるが、本書のように骨格図や復元図を伴う網羅的な翼竜事典は世界的に見ても例がなく、古生物学を志す学生や若手研究者、博物館関係者、古生物愛好家にとってのリファレンスになる稀少価値が極めて高い翼竜学術書である。
 翼竜は、コウモリ程度の軽量のものから翼開長 10 m以上という空を飛ぶ動物としては史上最大の大きさまで巨大化したものまで現れている。滑空やたどたどしい飛翔しかできなかった古典的で低代謝の空飛ぶ爬虫類とされているが、一般に現代の爬虫類と考えられているものと近縁でなく解剖学的にも似ていない。研究者の大多数見解は、主竜類の恐竜や鳥類とは一線を画す高代謝でエネルギッシュな主竜類の1種であり、おそらく中生代の初めに近い初期から中期三畳紀に何らかの原始的な形態をもつ種から進化したというものに一致している。
 本書の構成は『グレゴリー・ポール恐竜事典』と同様、「翼竜概説」と「翼竜事典」の2部構成となっている。「翼竜概説」では、翼竜と恐竜・鳥類・コウモリの3つのグループを類似点や相違点を取り上げながら機能解剖学的に比較し、翼竜の特性を理解しやすくしている。とりわけ、翼竜の特性の中でも複雑で難解な内容を含む飛翔に関する解説は圧巻である。頭頂部のトサカ・翼膜・尾・爪などの生物学的特徴の観点から飛行制御・離着陸などのメカニズムを論理的に解き明かしている。「翼竜事典」では、これまで発見され学名が与えられた115種の翼竜の骨格図と復元図が精密に描かれている。大きな一まとまりの精密な骨格事典を作ることの1 つの利点は、そういった復元でなければ得られない情報を明らかにすることにある。
 恐竜の時代にロマンを感じ、古生物に興味をもつマニアックな読者へ贈る唯一の翼竜学術書。

【本書の対象】
古生物学を志す学生、若手研究者、博物館関係者、古生物愛好家

[原著]The Princeton Field Guide to Pterosaurs

見本

恐竜事典の組見本 恐竜事典の組見本
恐竜事典の組見本 恐竜事典の組見本
  • 目次(クリックで開きます)

    序文
     謝辞

    翼竜概説
    発見と研究史
    翼竜とは?
    翼竜が生きていた時代
    翼竜とそれらを取り巻く世界の進化
    絶滅
    翼竜時代の後
    生物学
     解剖に関する概説
     歩行,走行,登攀,遊泳
     翼竜の含気性
     表皮,羽毛そして色
     飛行
     翼はどう役立ったか
     翼竜の翼
     飛行制御
     翼の力
     翼竜の飛行手段
     離陸と着陸
     呼吸・循環器系
     摂食器官と消化器官
     被食者としての翼竜
     感覚
     発声
     病気・病理・損傷
    行動
     脳・神経・知能
     社会的な行動
     繁殖
    成長
    代謝
    巨大化
    中生代の酸素
    翼竜サファリ
    翼竜が生き残っていたら
    翼竜の保護と消費
    どこで翼竜を見つけるか
    翼竜の数
    分類群および種の記載の使い方
    年代表

    翼竜事典
    翼竜
    嘴口竜類
     始翼竜類
      プレオンダクティルス類
      エウディモルフォドン類
      エウディモルフォドン科
      ラエティコダクティルス科
     大爪翼類
      ディモルフォドン科
      カンピログナトイデス科
      ランフォリンクス科
      単窓孔類
     ダーウィノプテルス類
      プテロリンクス類
      ウコンゴプテルス科
     ドウシャノプテルス類
     翼指竜様類
      アヌログナトゥス科
     翼指竜類
      クリプトドラコン類
      冠頭類
      始翼指竜類
       プテロダクティルス科
       クテノカスマ科
       ズンガリプテルス科
      真翼指竜類
       ミモダクティルス科
       イスティオダクティルス科
      アズダルコ類
       タペヤラ科
      ネオアズダルコ類
       チャオヤンゴプテルス科
       タラソドロメウス科
       アズダルコ科
      鳥手類
       ボレオプテルス科
       ロンコデクテス科
      オルニトケイルス類
       ハミプテルス科
       オルニトケイルス科
      プテラノドン類
       プテラノドン科
       ニクトサウルス科

     参考文献
     索引:翼竜・分類群
        生物(翼竜を除く)・分類群
        地層

グレゴリー・ポール海竜事典

著者
Gregory S. Paul[著]
東 洋一・服部 創紀[監訳]
東 洋一・今井 拓哉・河部 壮一郎・柴田 正輝・服部 創紀[訳]
発売日
2024/12/25
体裁
B5・264頁
定価
7,150円(本体6,500円 + 税10%)
世界初・国内唯一の海竜学術書!
海竜 435 種の精密な骨格図と復元図を詳細に網羅!

内容紹介

 本書は、2020 年刊行『グレゴリー・ポール恐竜事典』、2024 年刊行『グレゴリー・ポール翼竜事典』の姉妹事典となる海竜に特化した『グレゴリー・ポール海竜事典』である。古生物骨格図や復元図を専門とする画家であり、古生物研究者でもあるグレゴリー・ポール氏による 435 種の海竜の精密な骨格図と復元図が掲載されている。恐竜関連の学術書は数多くあるが、本書のように骨格図や復元図を伴う網羅的な海竜事典は世界的に見ても例がなく、古生物学を志す学生や若手研究者、博物館関係者、古生物愛好家にとってのリファレンスになる稀少価値が極めて高い海竜学術書である。
 構成は「海竜概説」と「海竜事典」の 2 部構成となっている。「海竜概説」では、発見と研究史、進化、行動、成長、巨大化などが解説文と図と共に約 60 頁以上記述されている。
 中生代の海には首長竜、モササウルス、魚竜など実に多種多様の海生爬虫類が生息していたことがわかっている。この海生爬虫類こそが、まさに海竜である。分類群としては、殻付きの卵を産む卵生の有羊膜類だが、一部は胎生へと進化した。有羊膜類は、無弓類、単弓類、双弓類の 3 つの大きなグループに分かれるが、海竜については、おそらくすべて双弓類に含まれる。体の大きさは、全長 0.3 m・体重 0.025kgの小型種~ 全長 17 m・体重 20 t に迫る大型種まで知られている。海竜の中でも、トカゲ類、ヘビ類、カメ類、ワニ類の一部は、中生代末期に多くの生物が絶滅に瀕した壊滅的な危機を乗り越え、現在も汎世界的に分布している。
 海竜の遊泳には鰭が大きな役割を果たしている。本書では、海生哺乳類をはじめとする脊椎動物との類似点や相違点を解説している。
 中生代の海を支配し現在もなお生息する海竜にロマンを感じ、古生物に興味をもつマニアックな読者へ贈る唯一の海竜学術書。

【本書の対象】
古生物学を志す学生、若手研究者、博物館関係者、古生物愛好家

[原著]The Princeton Field Guide to Mesozoic Sea Reptiles

見本

海竜事典の組見本 海竜事典の組見本
海竜事典の組見本 海竜事典の組見本
  • 目次(クリックで開きます)

    序文
     謝辞

    海竜概説
    発見と研究史
    中生代の海生爬虫類とは?
    海生爬虫類が生きていた時代
    海生爬虫類とそれらを取り巻く世界の進化
    絶滅
    海生爬虫類時代の後
    生物学
     基礎的な解剖学
     タラットサウルス類,ヘルベティコサウルス類,アトポデンタトゥス類,
     基盤的板歯形類およびフーペイスクス類,パキプレウロサウルス類,
     アイギアロサウルス類,ドリコサウルス類
     モササウルス類
     ウミヘビ類
     首長竜類とその他
     タニストロフェウス科
     魚竜類
     ウミワニ類
     カメのような板歯類とサウロスファルギス科
     ウミガメ類
     遊泳
     浜辺にて
     塩問題
     呼吸と循環
     摂食器官と消化管
     食物としての海生爬虫類
     感覚
     発声
     病気,病理,怪我
    行動
     脳,神経,知能
     社会的行動
     繁殖
    成長と老化
    活動性
    巨大化
    中生代の海中探検
    海生爬虫類が生き残っていたら
    中生代の海生爬虫類の管理,保全,消費
    海生爬虫類はどこで見つかるのか?
    グループおよび種の解説について
    年代表

    海竜事典
    双弓類
    新双弓類
     タラットサウルス類
      アスケプトサウルス上科
     ヘルベティコサウルス類
     鰭竜類
      アトポデンタトゥス類
      板歯形類
      始鰭竜類
     魚竜型類
      フーペイスクス類
      魚竜形類
     有鱗目(トカゲ類とヘビ類)
      トカゲ亜目(トカゲ類)
     カメ目(カメ類)
      ウミガメ上科(ウミガメ類)
     主竜型類
      タニストロフェウス科
      主竜形類

    索引:海竜・分類群
       生物(海竜を除く)・分類群
       地層

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