これから研究を始める高校生と指導教員のために 第2版
探究活動と課題研究の進め方・論文の書き方・口頭とポスター発表の仕方
(これ研)
副読文書
I. RおよびRStudioのインストール
(「これ研」の本文の第3部5.3.1項;p. 101)
![](hyoshi.jpg)
Rを使うためには、R本体およびRstudioというソフトをインストールする必要があります。Rstudioは、Rの使い勝手を良くするためのものです。これなしでもRを使うことはできますが、Rstudioを使う方が絶対に良いです。本章で、RおよびRStudioのインストールの仕方を説明します。
本章は、「これから研究を始める高校生と指導教員のために 第2版;探究活動と課題研究の進め方・論文の書き方・口頭とポスター発表の仕方」(これ研)の第3部5.3.1項(p. 101)の内容をより詳しく説明したものです。説明画面は、お使いのパソコンによって表示が少し異なるかもしれません。
1. RおよびRStusioをダウンロードするサイト
RおよびRstudioのインストーラは、Rstudio Desktopというサイトからダウンロードできます。
画面1
![](figures1/fig1.jpg)
Rstudio Desktopの画面です。Rをインストールするためのボタン(左の赤枠)とRstudioをインストールするためのボタン(右の赤枠)があります。右側のボタンが「DOWNLOAD RSTUDIO DESKTOP FOR MACOS +11」となっていますが、これはMacで開いたためです。Windowsで開くと「DOWNLOAD RSTUDIO DESKTOP FOR WINDOWS」になります。
2. Rのインストール
画面1の左の赤枠のボタンをクリックすると、上部が画面2のようになっているサイトに切り替わります。
画面2
![](figures1/fig2.jpg)
これが、Rをインストールするための画面です。あなたのパソコンに応じて、WindowsかmacOSのどちらかをインストールします。
2.1 Windows版のRのインストール
Windows版のインストールの仕方を説明します。
画面2の「Download R for Windows」をクリックします。そうすると画面3に切り替わります。
画面3
![](figures1/fig3.jpg)
画面の上に、赤枠で囲った、「base」「install R for the first time」というボタンがあります。どちらかのボタンをクリックすると、Rの最新バージョンをインストールするための画面(画面4)に切り替わります。
左の一番上に最新バージョンがあります(赤枠内)。
画面4
![](figures1/fig4.jpg)
このボタンをクリックするとインストーラーがダウンロードされます。
インストーラを立ち上げて実行します。Windows画面の左下の隅に、ダウンロードしたファイルが現れています。
画面5
![](figures1/fig5.jpg)
ファイル名(この例では「R-4-3-0-win(2).exe」)の部分をクリックしてインストーラを立ち上げます。画面8の説明に移って下さい。画面6, 7は、インストーラが見当たらない場合の説明です。
ダウンロードしたインストーラが見当たらない場合はダウンロードフォルダを探して下さい。Windowsキー(□が 4つ並んだキー)とEキーを同時に押すとダウンロードフォルダが現れます。
画面6
![](figures1/fig6.jpg)
赤枠で囲まれた「ダウンロード」をクリックすると画面7になります。
赤枠で囲まれた「R-4.3.0-win」がインストーラです。
画面7
![](figures1/fig7.jpg)
ただし、「4-3-0」の部分はバージョンによって異なります。これをダブルクリックするとインストールが始まります。
インストールの始めにこのように訊いてきます。
画面8
![](figures1/fig8.jpg)
「はい」をクリックして下さい。
インストール中に用いる言語を訊いてきます。
画面9
![](figures1/fig9.jpg)
日本語のままでよいのでOKをクリックして下さい。
重要情報の説明です。
画面10
![](figures1/fig10.jpg)
「次へ(N)」をクリックします。
インストール先を訊いてきます。
画面11
![](figures1/fig11.jpg)
変更せずにこのままでよいです。「次へ(N)」をクリックします。
インストールする項目(コンポーネントの選択)を訊いてきます。
画面12
![](figures1/fig12.jpg)
変更せずにこのままでよいです。「次へ(N)」をクリックします。
起動時の設定を訊いてきます。
画面13
![](figures1/fig13.jpg)
変更せずにこのままでよいです。「次へ(N)」をクリックします。
スタートメニューフォルダーのことを訊いてきます。
画面14
![](figures1/fig13-2.jpg)
変更せずにこのままでよいです。「次へ(N)」をクリックします。
追加でインストールする項目(追加タスク)を訊いてきます。
画面15
![](figures1/fig14.jpg)
変更せずにこのままでよいです。「次へ(N)」をクリックするとインストールが始まります。
インストールが終わったらこの画面になります。
画面16
![](figures1/fig15.jpg)
「完了(F)」をクリックして終了です。
2.2. Mac版のRのインストール
Mac版のインストールの仕方を説明します。
Rstudio Desktopというサイト(画面1; 下に再掲)の、Rをインストールするためのボタン(赤枠)をクリックします。
画面1(再掲)
![](figures1/fig1-2.jpg)
ダウンロードのサイトに切り替わります。
画面2(再掲)
![](figures1/fig2-2.jpg)
「Download R for macOS」をクリックします。
Mac用のダウンロードのサイトに切り替わります。
画面17
![](figures1/fig16.jpg)
画面のやや上の方に「Latest release」という部分があります。そこの左の赤枠内のボタン(For Apple silicon (M1/M2)の下のボタン)をクリックするとインストーラーがダウンロードされます。赤枠の下にも青字になっている部分(この画面では「R-4.3.0-x86_64.pkg」の部分;For older Interl Macsの下)がありますが、こちらはやや古いMac用です。上の青字の方でインストールできなかった場合は、この下の青字の方をクリックしてインストールします。
ダウンロードされたインストーラーは、あなたのユーザーフォルダ(画面18では「sakai」)の中のダウンロードフォルダに入っています。
画面18
![](figures1/fig17.jpg)
ダウンロードフォルダをダブルクリックして開きます。
赤枠で囲まれた「R-4.3.0-arm64.pkg」がインストーラです。
画面19
![](figures1/fig18.jpg)
「4-3-0」の部分はバージョ ンによって異なります。これをダブルクリックするとインストールが始まります。
インストールできない場合は、画面17の下の方の青字(「R-4.3.0-x86_64.pkg」の部分;For older Interl Macsの下)をクリックして、インストーラをダウンロードし直して下さい。
インストーラが立ち上がりました。
画面20
![](figures1/fig19.jpg)
「続ける」をクリックします。
最新バージョンのRをインストールします。この画面では、4.3.0が最新バージョンということです。
画面21
![](figures1/fig20.jpg)
「続ける」をクリックします。
使用許諾契約です。
画面22
![](figures1/fig21.jpg)
「続ける」をクリックします。
同意画面です。
画面23
![](figures1/fig22.jpg)
「同意する」をクリックします。
インストール先を訊いてくるかもしれません(訊いてこないこともあります)。
画面24
![](figures1/fig22-2.jpg)
何も変更する必要はありません。「インストール」をクリックします。
標準のインストールをするかどうか訊いてきます。
画面25
![](figures1/fig23.jpg)
何も変更する必要はありません。「インストール」をクリックします。
インストールの許可です。
画面26
![](figures1/fig24.jpg)
許可するために、「パスワードを使用」をクリックします。
許可の画面です。
画面27
![](figures1/fig25.jpg)
パスワードを入れて、「ソフトウェアをインストール」をクリックします。パスワードは、そのパソコンを管理するために、パソコンの管理者が設定しているはずのものです。管理者の名前とパスワードを入れて下さい。
インストールが終わったらこの画面になります。
画面28
![](figures1/fig26.jpg)
「閉じる」をクリックして終了です。
3. RStudioのインストール
3.1. Windows版のRStudioのインストール
Windows版のインストールの仕方を説明します。
Rstudio Desktopというサイト(画面1; 下に再掲)に行きます。
画面1(再掲)
![](figures1/fig1-5.jpg)
赤枠のボタンをクリックするとインストーラがダウンロードされます。
インストーラを立ち上げて実行します。Windows画面の左下の隅に、ダウンロードしたファイルが現れています。
画面29
![](figures1/fig27.jpg)
ファイル名(この例では「RStudio-2023.06.0....exe」)の部分をクリックしてインストーラを立ち上げます。画面32の説明に移って下さい。画面30, 31は、インストーラが見当たらない場合の説明です。
ダウンロードしたインストーラが見当たらない場合はダウンロードフォルダを探して下さい。Windowsキー(□が 4つ並んだキー)とEキーを同時に押すとダウンロードフォルダが現れます。
画面30
![](figures1/fig28.jpg)
赤枠で囲まれた「RStudio-2023.06.0-421」がインストーラです。
画面31
![](figures1/fig29.jpg)
「2023.06.0-421」の部分はバージョ ンによって異なります。これをダブルクリックするとインストールが始まります。
インストールの始めにこのように訊いてきます。
画面32
![](figures1/fig30.jpg)
「はい」をクリックして下さい。
画面33
インストールが始まります。
![](figures1/fig31.jpg)
「次へ(N)」をクリックします。
インストール先を訊いてきます。
画面34
![](figures1/fig32.jpg)
変更せずにこのままでよいです。「次へ(N)」をクリックします。
スタートメニューのことを訊いてきます。
画面35
![](figures1/fig33.jpg)
何も選択しなくてよいです。「インストール(I)」をクリックするとインストールが始まります。
インストールが終わったらこの画面になります。
画面36
![](figures1/fig34.jpg)
「完了(F)」をクリックして終了です。
3.2 Windowsで、RStudioをピン留めする
Rは、RStudioを通して使います。そのため解析時には、R本体ではなくRStudioを起動します。RStudioを素早く起動するためにピン留めをしておきましょう。スタートアイコン(WIndowsの画面下にある、青い4つの■からなるボタン)をクリックしてスタートメニューを開いて下さい。なお、以下の説明はWindows11の場合です。Windows10の場合も、基本的には同じやり方で行うことができます。
スタートメニューです。
画面37
![](figures1/fig35.jpg)
右上の、赤枠で囲まれた「すべてのアプリ」をクリックします。
すべてのアプリのリストが現れます。
画面38
![](figures1/fig36.jpg)
その中にRStudioがあるはずです。これをクリックするとRStudioが起動します。
RStudioをピン留めしておくと素早く起動できるようになります。画面38の「RStudio」を右クリックします。
画面39
![](figures1/fig37.jpg)
「スタートにピン留めする」が現れるのでこれをクリックします。
スタートメニューに戻ると、「ピン留め済み」の中にRStudioが入っています。
画面40
![](figures1/fig38.jpg)
見当たらない場合は、画面右端の赤枠内のボタンをクリックして下さい。隠れているアプリが現れます。ピン留めしたRStudioをクリックすることで、スタートメニューからすばやく起動できます。
3.3 Mac版のRStudioのインストール
Mac版のインストールの仕方を説明します。
Rstudio Desktopというサイト(画面1; 下に再掲)に行きます。
画面1(再掲)
![](figures1/fig1-3.jpg)
赤枠のボタンをクリックするとインストーラがダウンロードされます。
ダウンロードされたインストーラーは、あなたのユーザーフォルダ(画面18(下に再掲)では「sakai」)の中のダウンロードフォルダに入っています。
画面18(再掲)
![](figures1/fig17.jpg)
ダウンロードフォルダをダブルクリックして開きます。
赤枠で囲まれた「RStudio-2023.06.0-421.dmg」がインストーラです。
画面41
![](figures1/fig39.jpg)
「2023.06.0-421」の部分はバー ジョンによって異なります。これをダブルクリックするとインストーラが立ち上がります。
インストーラです。
画面42
![](figures1/fig40.jpg)
右のRstudioのボタンをドラッグして移動(クリックしたまま移動)させ、左のApplicationsのフォルダに入れるとインストールされます。あなたのパソコンのどこかにあるはずのApplicationsフォルダをわざわざ探し出して、自分でそこに入れる必要はありません。
インストールされたRStudioは、あなたのMacのアプリケーションに入っています。
画面43
![](figures1/fig41.jpg)
これをダブルクリックするとRStudioが起動します。
3.4 Macで、RStudioをDockに入れる
RStudioをDockに入れておくと素早く起動できるようになります。
画面44
![](figures1/fig42.jpg)
RStudioをドラッグして(クリックしたまま移動して)Dockがある場所(画面44では左端)に移動します。Dockが開くので、どこかにRStudioを入れます。
以降は、Dockが隠れている場所にカーソルを近づけてRStudioを出し、クリックして起動させます。